今回は、リクエストがあったので書きたいと思います!!
ニキビ治すなら、ベンザックジェル(BenzacGel)5%かタズレット(Tazarotene)クリーム0.1%かどっちがよい??
について。
まず、私の結論から申し上げますと、『タズレットクリーム』です。
両方のニキビへの作用とそれに伴う反応(人は副作用と言う…)について記載した上で、何故私がタズレット派か再度ご説明しますね。
◆ベンザックジェル(BenzacGel)5%◆
有効成分:過酸化ベンソイルの作用で塗布した部分に酸素を発生させてニキビのアクネ菌を死滅させるニキビ治療薬。
アクネ菌は無酸素状態で繁殖するので、(毛穴が詰まると皮膚の酸素透過性が悪くなってニキビができる原理)有酸素状態にすることが目的。
出来てしまったニキビに塗布して枯らすという治療に使用される。
さらに、ピーリング作用もあるので表面から毛穴の詰まっている部分をピーリングしていくことができるのでニキビ跡が残りにくいように作用する可能性がある。
表面から働きかける部分のの大きい治療法。
炎症系ニキビで量も多い場合は、デフェリンゲルと併用するとより効果的。
=作用=
塗布部分に乾燥を感じる。
赤みも少しでる場合がある。(トレチノインに比べたら全然でない)
トレリノインのようにひどい皮剥けはない。
皮膚が全体的にかぶれることがある。(多い)
◆タズレット(Tazarotene)クリーム0.1%◆
有効成分:ビタミンAの作用で皮膚細胞の活性化を利用してニキビを下から押し出して排出して直しという治療薬。
ニキビ菌のできてしまった皮膚細胞自体を新しい細胞に入れ替えるので根治の可能性が高い。(再発が少ない。)
更にピーリング作用もあるので皮膚の入れ替わりの速度は通常の2倍以上になる。
=作用=
塗布部分に乾燥を感じて、粉を拭いたように皮剥けする。
始め慣れるまで少し痛みを感じる(乾燥起因)
赤みはほぼほぼでない(トレチノインの1/10以下くらい。ほぼ赤みは気にならない程度)
まーこんなかんじです。
2種類とも試した方を見ていたり、感想を聞いても私はタズレット派です。
わたし自身、ベンザックで顔面かぶれてえらいことになったことがあります。
トレチノインにしても、タズレットにしても、ベンザックにしても、効く=作用する=皮剥けや赤みで現れます。
まあ、これらはお薬が効いているということなのですが、人によってはお仕事の関係上その作用が支障きたす場合もあるとおもうのでね。うん。
どれが一番日常我慢できるかっていうのもあると思います。
ちなみに、ベンザックのかぶれは、良い反応ではないのであしからず…
結構ひどいかぶれ方するので私はもう使うのが怖い。
ベンザック・トレチノイン・タズレットを全部使った人が言うには、
日常のストレスはベンザックとタズレットはほぼほぼないようです。
ワセリンやスクワラン、化粧水の日中使いも含めて乾燥対策は結構忙しいですが、
赤くなったり皮がベロンとめくれないのでなんとか過ごせるって感じのようです。
薬塗布時の痛みですが、トレチノインがジンジンジンジンと奥に響くように感じるのに対して、
タズレットやベンザックはピリピリ程度なのでそこも楽。
塗布日数が増すと、だんだん痛みもやわらいできます。ピリピリ⇒ヒリヒリへ。
ただ、根本的に皮膚細胞を活性化させて入れ替えるビタミンAの作用の方が
お肌自体には友好的じゃないかなと私は個人的に思うのです。
なので、PSC(パーソナルスキンケアコンサルティング)でアドバイスさせて頂く場合も基本タズレットかトレチをまずまず勧めます。
ベンザックジェル(BenzacGel)5%は結局今ある炎症ニキビを沈下して、剥がすって感じなので、
新しい細胞を作ってしたから押し出すタズレット等の方が私は原理的に好きです。
て感じでいかがでしょう??
ほなほな