ニキビの新薬ってどんどん出ているわけですが、全てが目新しいものではないのです。
このブログを読み込んでくださってる皆さんなら、
「あーあの成分ね、はいはい」
とかなると思いますw
今日は、 このブログの大人ニキビカテゴリに既出の、
デフェリンゲルとベピオゲルが合体した『エピデュオゲル』について本日はご紹介です。
一度、コピペ引用しまくったけど、めっちゃ加筆修正を加えたやつ保存しそびれて消えた…
けど悔しいからもっかいがんばる!!!!
ディフェリンゲルは2008年、ベピオゲルは2015年に日本国内で使用が始まった、国内では新しい薬です。
(もちろん海外では以前から使用されていた歴史のある薬です。)
そしてエピデュオゲル2016年11月から使用が開始されました。
うん、ニキビ新薬!!!
ともてはやされていますが、新しい有効成分とかではなくって
今まで有効とされていた
ビタミンA と 過酸化ベンゾイル
混ぜたらいいんじゃね??
みたいな感じで作られたと思われますw
※日本では2.5%しか販売されていませんが、海外では5%のものあります。(ベピオゲルの海外版)
ベンザックジェル(BenzacGel)5%
1.エピデュオゲルとは?
エピデュオゲルはニキビ専用の外用薬(塗り薬)です。
主成分はアダパレン0.1%(ディフェリンゲル)と過酸化ベンゾイル2.5%(ベピオゲル)です。
お気づきの方もいるかもしれませんが、この成分、ディフェリンゲルとベピオに含まれている成分です。
それもそのはず、エピデュオゲルは、ディフェリンゲルとベピオゲルの合剤(合わさった薬)として誕生しました。
ディフェリンゲル、ベピオゲル、エピデュオゲルともにニキビの新薬として活躍しています。
2.エピデュオゲルの効果とは?
エピデュオゲルは、ディフェリンゲルの主成分「アダパレン」の効果と、
ベピオゲルの主成分「過酸化ベンゾイル」の効果が合わさった薬です。
それぞれの効果をまとめます。
〇アダパレン(ディフェリンゲルの主成分) ・・・ ピーリング作用、皮脂分泌抑制作用(ビタミンA効果)
〇過酸化ベンゾイル(ベピオゲルの主成分) ・・・ ピーリング作用、殺菌作用(酸素発生でのニキビ菌死滅)
つまり、エピデュオゲルは「ピーリング作用」「皮脂分泌抑制作用」「殺菌作用」が期待できる薬です。
「ピーリング作用」によって、皮膚の古い角質が除去されて毛穴がつまりにくくなります。
毛穴のつまりがなくなると、ニキビの発生も抑えられます。
で、
アバダパレン(ディフェリンゲルの主成分)には皮脂分泌抑制作用があります。
皮脂分泌が抑えられることで、毛穴のつまりが起きにくくなります。
毛穴のつまりがニキビの原因の一つなので、結果としてニキビができにくくなります。
更には、過酸化ベンゾイル(ベピオゲルの主成分)の効果です。
過酸化ベンゾイルは、顔に塗って時間を置くと成分が分解されます。
過酸化ベンゾイルの成分が分解されたときに「フリーラジカル」という物質が発生します。
そのフリーラジカルがニキビの原因菌であるアクネ菌に作用し殺菌します。
→アクネ菌は酸素が嫌い。過酸化ベンゾイルはその酸素を発生させるので、
アクネ菌の殺菌効果があるというわけどすえ。
3.エピデュオゲルのメリット&デメリット
エピデュオゲルは、「ディフェリンゲルとベピオゲルを合わせた薬」といえる薬です。
そのためエピデュオゲルを使用するメリットは、ディフェリンゲル・ベピオゲルを別々に塗る手間が省けることです。
ニキビの状態によっては、毎日使用する薬なので、使用方法や時間がカンタンで時短できること。
ただ、私的にはデメリットとして、ディフェリンゲルの有効成分であるアバダレンはビタミンAの変化物なので、
使用継続に伴って「耐性」がついてしまうと思います。
そうなったらベピオだけ塗ってるのと変わらないので、耐性の対策も含めて、
デフェリンとベピオを一週間置きとかに塗ればいいんちゃうん?と思います。個人的にね。
4.ベピオゲルの使い方
使い方は簡単です。1日1回、洗顔した後に患部に適量塗るだけです。
ま、夜ですよね、基本。
5.エピデュオゲルとディフェリンゲルとベピオゲル、どれが一番いいの?
総合的にどれが一番いいか決めるのは難しい。
正直ニキビの原因によるだろうし。
塗る期間目安にもよると思うし。
【効果比較】
効果は、意外かもしれませんが、国内の臨床試験の結果は
エピデュオゲル=ベピオゲル>ディフェリンゲル
でした。
エピデュオゲルはベピオゲルとディフェリンゲルが足されたものなので、効果が良くなっていそうなイメージでしたが、意外です。
ちなみに海外に臨床試験では、
エピデュオゲル>ベピオゲル・ディフェリンゲル
でした。
正味それならもーどっちでもええよな。という感じ。過度の期待は禁物です。
【副作用】
エピデュオゲル・ベピオゲル・ディフェリンゲルそれぞれに副作用がでる可能性はあります。
ただ、この中で副作用の出方が一番激しいものはエピデュオゲルだと思います。
エピデュオゲルとベピオの主成分である過酸化ベンゾイルは、接触性皮膚炎・アレルギー性皮膚炎という顔が真っ赤になる副作用を引き起こすことがあります。
わたしは、ベピオの海外版のベンザックジェル(BenzacGel)5%
で顔かぶれたことあります。
異常!!と思ったら辞めましょう。
赤みが出る
皮がめくれる
かゆくなる
これらは副作用というより、その成分自身の「作用」なので異常ではありません。
かぶれるのは異常なので2日くらいは「作用かしら?」と思ってねばってましたが明らかに様子がおかしいのでやめましたw
今回の結論ですが
ま~そんな感じで、なんでも新薬に飛びつく前に、
成分や濃度等を調べてから手を出すのが賢明と思います。
何もわかってなかったら
「新薬=万全」と思い込んで
「新薬なのに効かない!!!」というやつあたりだけしそうなのでね。
うん。
ほなほな
※日本では2.5%しか販売されていませんが、海外では5%のものあります。(ベピオゲルの海外版)
ベンザックジェル(BenzacGel)5%
※皮膚科行くのが面倒な人はネットで買えます。
ディフェリン0.1%