トレチノインによるシミ療法とは~原理について~

今日は気が狂ったようにUPしまくります!!

ノリ載っている時に書きまくる!!ヨッシャー!!!

てことで、『トレチノイン&ハイドロキノン療法』て聞いたことあるけど何?

とか、

聞いたこともないけど何?的な方へ…

更には、シミとか取れるって聞いてるけどなんで?的な方へも役に立てばと思います。

いってみよー!!!


■ トレチノインによるシミの治療の原理

表皮の細胞は表皮の一番深い層(基底層といいます)で生まれてから、
徐々に表面に押し上げられてきて、やがて角質となり、最後は垢となって皮膚からはがれていきます。
この表皮の細胞の一生のサイクルを皮膚のターンオーバーと呼び、約4週間かかることが知られています。

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大多数のしみは、表皮の一番深い層(基底層)周辺にメラニン色素が沈着しています。
この層にはメラノサイトと呼ばれるメラニンを作る細胞があります。

通常市販されている美白剤(医薬部外品)は、
メラノサイトがメラニン色素を新しく作る量を減らすような働きをする有効成分が
微量含まれてはいますが、
非常にその作用が弱いうえに、現在沈着しているメラニン色素を外に出してしまうような作用は全くないため、
すでに存在しているしみは良くなりません。

トレチノインは、表皮の深い層にあるメラニン色素を外に出してしまう働きを持っています。
トレチノインは表皮の細胞を活発に増殖させるために、表皮の細胞はどんどん押し上げられていき、
そのときにメラニン色素を一緒に持って上がっていき、2~4週間でメラニン色素を外に出してしまいます。
これがトレチノインの特長です。

本治療では、この期間ずっと、強い漂白剤であるヒドロキノン(ハイドロキノン)を作用させて、
メラノサイトに新しいメラニンを作らせなくしておきます。
そうすると結果的に、表皮はメラニン色素の少ない、きれいな新しい皮膚に置き換えられることになります。

※強い薬を使う治療ですので、自分で行う場合は自己責任でお願いします!!

■ 本治療に使われる主な薬剤

1. トレチノイン(ゲルorクリーム)

ゲルの方がクリームより吸収が早い基剤になっています。
粘度はクリームの方があるので、ゲルだと液だれしてしまう場合もあるので個のみで選んでください。
強さの異なるいくつかの濃度のものがあります。(0.025/0.05/0.075/0.1%)
人によってトレチノインで皮膚細胞の活性化の反応が起こる濃度が異なります。
必ず最低濃度から初めて下さい。

非常に強力な作用がありますから、美容皮膚科医等の指示を仰ぐことが一番ですが、
自分で行う場合は自己責任でお願いします。

この薬は、しみを古い表皮の細胞とともに、垢として押し出してくれます。
そして新しい表皮を作り上げます。

※副作用:使用すると反応性の皮膚炎が起こります。
赤くなったり、ぽろぽろと角質が取れてきます。
このような反応はアレルギー反応(すなわち、薬かぶれ)として起こっているわけではありません。

適度な範囲であれば全く心配ありません。薬が効いていることのひとつの目安です。
とくに反応が強いときは、使用を控える等必要あれば医師に相談を。

トレチノイン0.025%


2. ハイドロキノン

 
ハイドロキノンはメラニン合成酵素であるチロジナーゼの阻害剤であり、
さらにメラニン色素を作るメラノサイトに対して細胞毒性があります。
すなわち、しみの原因であるメラニン色素を作らせなくする漂白剤です。

このクリームは強力な美白剤となります。

市販の美白製品では、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキスなどを配合した化粧品や医薬部外品が多数ありますが、
成分の作用がハイドロキノンに比べて非常に弱い(100分の1程度)ため、
市販されている濃度では実際の効果は期待できません。

※副作用:特にレチノイン酸治療のように角質を取る治療をしているときには、
ハイドロキノンはしみるためヒリヒリしたり、皮膚が少し赤くなったりすることがあります。

刺激が特に強い場合は、このハイドロキノンを中止するのではなく、トレチノインの方を一時お休みしましょう。

ハイドロキノン4%

■ 治療期間

通常のしみやニキビ跡は1クール約2ヶ月です。
肝斑や扁平母斑の場合は治療期間がこれよりも長くなります。(複数クール実施)


■ 治療経過

治療は、前半の漂白していく治療期間(2-6週間)と後半の炎症を冷ましていく期間(2-6週間)に分かれます。
使用開始後、治療部位の皮膚が赤くなり、垢のように皮膚がぽろぽろむけてきます。

後半の炎症を冷ましていく期間(2-6週間)はトレチノインは使用せずハイドロキノンだけです。

その後、徐々に赤みが増してきますが、しみは薄くなってきます。
トレチノイン使用開始の始めの1-2週間は一番つらい時期ですが、
その後お肌が薬に慣れてきて赤みやしみる感じもなくなっていきます。

しみ・ニキビ跡の治療期間の目安は8-12週間です。
改善した後はメインテナンス用ケアを行いますが、
必要に応じて2回目の治療を、2ヶ月の間をおいて行うことができます。

『トレチノイン&ハイドロキノン療法』とはこのようなものを言います。

実際のスキンケア手順はコチラ→ 【手順】トレチノイン&ハイドロキノンの美肌療法

シミ・肝斑・ニキビ跡の治療に良く用いられます。

ほなほな

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